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アルコール依存症のSAT療法

皆さん、こんにちは!

 

今日はヘルスカウンセリング学会年報から

アルコール依存症のSAT療法」について抜粋し、掲載させていただきます。

 

アルコール依存症の最終的な目標であるQOLの改善及び人格成長を目指すために「正しく行動できるかどうか」で生きるのではなく、「愉しく行動できるかどうか」で生きることが幸せや健康に重要であり、自分で評価でき、失敗を糧にして自ら学習、成長し、人に感謝できる行動(自己報酬型行動)を重視している生き方を支援しているSAT療法に基づき、介入をアルコール依存症者に行い、その効果性について検討した。

シャンクとエイベルソンは、脚本(スクリプト)を知識と経験に基づいて、「因果的、時間的に順序づけている一連の目標思考行為についての一般的な知識構造」と定義し、脚本が主に言語的な「視聴覚」であるのに対し、宗像は、視聴覚だけでなく、嗅覚や味覚などすべての感覚野から入力された「感覚情報」「感情情報」「行動情報」の3つの情報からなるイメージ脚本概念を提唱している。

イメージ脚本は、感覚情報と感情情報をを含めた自己や他者の過去のエピソード記憶の集積によって構成される。自己や他者を捉えるときも、過去の経験から一般化された期待値に合致するように自己や他者を再構成する。一度、他者報酬型の自己・他者イメージ脚本が出来上がると、行動症状や身体症状をつくる悪性ストレスを絶えず生み出す認知となり、それがまた、他者報酬型の自己・他者イメージ脚本を作り出し、悪循環を繰り返す。良性ストレスを生み出す良循環へとシフトしていくためには、自己・他者イメージ脚本を自己報酬型に変え認知の癖を変容していく必要がある。

SAT療法は、胎内期や周産期、さらに前世代から伝達された心の本質的欲求が充足できなかった過去の未解決な嫌悪系のイメージを心の本質的欲求が満たされる報酬系イメージへの変更を行い、過去からの再学習によって肯定的な自己・他者イメージ脚本を作り出す方法である。また、自己イメージ脚本には、意識的に記憶再生のできるエピソード記憶の顕在イメージ記憶と本人の意識には自覚できない身体感覚で記憶される出産期・胎生期・幼児期や前世代の伝達イメージ記憶の潜在イメージ記憶とがあり、顕在イメージ記憶にアプローチする再解決イメージ法と潜在意識にアプローチする進化遡及イメージ法、前世代イメージ法、三世代再物語イメージ法、スピリチュアル・キーパーソンイメージ法がある。

また、クライアントが持つ潜在記憶とされる身体感覚に基づいて退行瞑想イメージを取り、先祖から世代間伝達されなかった無条件にケア提供される生育環境を探り、未来の自己イメージ形成のための環境や行動を本人に自覚させ、本来の養育者などに似た写真、絵画、仏像、銅像などの代理表情表象を見出し、顔表情表象を固定化することで、世代間の嫌悪系の情動伝達を報酬系の情動伝達にすることを促し、過去の先祖や養育者などの他者の未解決な問題と自己の現在の問題との脚本としての共通性を自覚し、その脚本を改善する行動目標を設定し、報酬系の他者イメージ脚本と自己イメージ脚本を変更し、認知の癖や行動変容を促すことを目指している。

 

 

 

アルコール依存症には、潜在意識にアプローチする前世療法・退行催眠の効果性が認められています。良性ストレスを生み出す良循環へとシフトしていくためには、自己・他者イメージ脚本を自己報酬型に変え認知の癖を変容していく必要があることから、顕在イメージ記憶にアプローチする再解決イメージ法と潜在意識にアプローチする進化遡及イメージ法、前世代イメージ法、三世代再物語イメージ法、スピリチュアル・キーパーソンイメージ法があると述べられています。

当サイトではヒプノセラピストが在籍しており、ヒプノセラピーは電話での遠隔セッションも可能で、副作用なくリラックスした状態で受療できる安全なセッションです。

 

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